キノパソ辞典
マザーボード
マザーボード(メインボード/MBとも言います)
マザーボードは、CPU、ROM、RAM、クロックジェネレータ等、パソコンの基本電子部品を装着する基板(ボード)のことです。マザーボードには、CPU、メモリ、ハードディスク、光学ドライブ、電源、LANやモデムのコネクタ、USBコネクタ、拡張ボード、グラフィックカードなどパソコンの部品のすべてがつながっています。
マザーボード関連用語
RAM(ラム)Random Access Memory
内容を自由に変更できるメモリのこと。電源がないと情報を保持できないため、コンピューターの電源を切ると、記憶内容が失われます。
コンピュータのほとんどは半導体記憶素子を用いたRAMを主記憶装置(メインメモリ)として用いられるため、メインメモリのことをRAMと呼ぶことが多いです。ちなみに、一度記録した内容の消去・書き換えができないメモリ装置を「ROM」(Read Only Memory)と呼びます。
ROM(ロム)Read Only Memory
読み出し専用のメモリ。パソコンに内蔵されているROMには、ハードウェアの起動に必要なシステム情報などが書き込まれています。RAMと違い電源を切っても記憶内容は失われません。
クロックジェネレータ
信号を一定の間隔で送り出す回路のことをクロックジェネレータと言います。
クロック周波数
CPUは、クロック周波数に合わせて処理や作業を行います。単位はGHz。
クロック周波数とは、1秒間でどれだけ周期的な信号動作(クロック)があるかを表しています。2GHzのCPUなら、一秒間に約20億回のクロックがあります。クロック周波数が高いほど処理できる量や回数が多く、処理スピードが速くなります。
光学ドライブ
光学ドライブは、レーザー光線を利用してデータの読取や書込みをする記憶装置のことで、CD・DVD・Blu-rayなど光ディスク(メディア)のデータを読み書きするための機器のことです。
拡張ボード=拡張カード
パソコンの機能を高めるための基板。ボードでもカードでも同じ意味です。
例をあげると、画面の表示性能を高めるグラフィックボード、サウンドボード、テレビ番組を受信するテレビキャプチャーボード、映像を取り込むビデオキャプチャーボード、コンピュータ・ネットワーク(LAN)に接続するとき必要なLANカード、USBの接続口を増やすための拡張ボードなどがります。
拡張スロット
拡張ボードを取り付ける場所を拡張スロットといいます。取り付けた拡張ボードとマザーボードの間でデータをやり取りする方式が数種類りますが、以前はPCIバスという方式が多かったけど、現在の主流はPCIエクスプレス方式です。
拡張は、HDDや或いはSSDが何台取り付けられ、メモリスロットやPCIスロットが幾つ付いているのかとか機能の広がる幅のことです。
グラフィックカード(グラフィックス=グラフィックスカード=ビデオカード=ビデオボード=VGA=ビデオカード呼び方が違うけど同じ意味です)
グラフィックカードとは、絵や文字を画面に表示するための処理を行うパーツのことを言います。画面にどれだけ綺麗な絵を表現出来るか、またはどれだけ高度なグラフィックを高速に動かす事が出来るかなどは、このグラフィックカードの性能により決まります。
グラフィックス性能とは、CPUから送られてきた画像データを処理してディスプレイに表示するための回路で、3D画像などの複雑なデータ処理をCPUの代わりに行いパソコンの処理速度を高めています。
グラフィックス→ディスプレイに画像を綺麗に映し出すためのパーツ
APG スロット
グラフィックカード(ビデオカード)を取り付ける場所のこと。
コネクタ(端子・ポートなどとも呼びます)
コンピューターやデジタル機器で、機器同士やケーブルを接続するための部品を指します。パソコンと周辺機器との接続に使うコネクタは、外付けハードディスクやマウス、キーボードなどを接続するUSBコネクタ、同じく外付けハードディスクなどを接続するIEEE1394コネクタ、ディスプレーを接続するVGAコネクタDVIコネクタ、イーサネットケーブル(LANケーブル)コネクタなど、さまざまな種類や形状があります。
チップセット
チップセットとは、マザーボード全体のシステムを統括する部分です。
コンピュータ内部で、CPUやRAM、拡張カードなどの間のデータの受け渡しを管理する一連の回路群。データの受け渡しを担う重要なもで、CPUと並んでパソコンの基本性能に大きく影響を与え、マザーボードの性能はこのチップセットで決まります。
チップセット例
・CPU
・メモリ
・GPU
・PCIバス
・AGP
・ATAインターフェース
・各種ポート
チップセット関連用語
CPU(Central Processing Unitの略) 別名:プロセッサー
CPUとは「セントラル・プロセッシング・ユニット」の略で「中央処理装置」という意味です。パソコンの中心となりマウス、キーボード、ハードディスク、メモリー、周辺機器などからデータを受け取り、全体の処理や計算を行います。CPUコンピューター内の各機器を制御し、またメモリー上のデータを読み書きしています。
CPUソケット
CPUを装着する場所です。
メモリ(主記憶装置)
メモリとは、データやプログラムを一時的に記憶する装置。
メモリは、データ・プログラムのデータを記憶して一時保存をする記憶装置で、コンピューターでは主記憶を担当します。メモリの容量(記憶量)が大きいほど、パソコンはたくさんのソフトをまとめて動かしたり、大容量のソフトを動かす時にも、速く安定して動作しやすくなります。
GPU
GPUとは、主に3Dグラフィックスの表示に必要な演算処理を行うための半導体チップ。
PCIバス
PCIバスとは、パソコン内部の各パーツ間を結ぶバスの規格。
バスとは、コンピュータ内部でCPUと周辺機器をつなぐデータ伝送路のことです。
PCIスロット
色々な拡張カードを取り付けるためのスロットです。
高音質のサウンドを出すためのサウンドカード、テレビを見るための地デジチューナーカード、USBなどの取り付け部を増やす拡張端子カードなどがあります。
PCI Expressスロット
現行タイプの拡張スロットです。
AGPスロットとPCI スロットの区別をなくし、大幅にデータの転送速度を向上させた取り付け部で、データ通信速度は従来の4倍以上になってます。
AGPバス
AGPとは、Intel社が発表した、ビデオカードとメインメモリ間の専用バス(データ伝送路)規格のことです。
ATAインターフェース
ATAは、PC本体にハードディスクなどのストレージ装置(外部記憶装置)を繋いで通信するための接続方式の規格のことです。
インターフェース
2つ以上のものを繋げるための機能や規格。
ポート(接続するための差込口)
ポートは、PCと周辺機器を接続するための、データ入出力を行うインターフェースのこと。分かり易く言えば、パソコンに周辺機器のケーブルを接続するための差込口(コネクタ)。
ノースブリッジとサウスブリッジ
マザーボード全体の処理を行う中心部分チップセットは、現在2つに分かれ処理を分散して行っています。
ノースブリッジとサウスブリッジの役割
ノースブリッジ→CPU・メモリ・グラフィック機能などを統括する
高速な処理は、ノースブリッジが担当。
サウスブリッジ→PCIスロット・キーボード・マウス、その他の接続機器を統括する
高速な処理の必要でない部分はサウスブリッジが担当して、ノースブリッジの負担を軽減しています。
BIOS(バイオス)
BIOSとは、コンピュータに接続されたキーボード、ディスク装置、ビデオカードなどの周辺機器を制御するためのプログラムの集まりです。コンピュータの電源を入れた時、最初に読み込まれるもので、OSやアプリケーションに周辺機器へのデータの入出力の手段を提供します。BIOSはマザーボードや拡張カード上のROMやOSの一部としてコンピュータに組み込まれています。
BIOSを起動させると、接続されているCPU・メモリー・HDD・SSD・光学ドライブなどの情報、電源の供給状況など、ハードウェアの基本的な操作を行うことができます。
FSB(QPI・DMI・メモリーバス・データバス)
FSBとは、フロント・サイド・バスの略で、マザーボードの基本のクロック数の事です。
このクロック数が高いほどデータのやり取りが高速で、高性能となります。
IDEスロット/ IDEコネクタ
IDEスロットは、ハードディスクドライブ(HDD)やCD/DVDドライブなどを取り付ける場所です。旧式化しており、現在シリアルATAスロット(SATA)に移行してます。
シリアルATAスロット(SATA)は、IDEスロットより大量のデータを高速に転送する事ができます。
シリアルATAコネクタ (SATAコネクタ)
HDDやブルーレイドライブ、DVDドライブなどを接続する差込口。シリアルATAコネクタと呼びます。SATA2.0規格と、SATA3.0規格があります。SATA3.0がより高速となっています。
I/Oパネル
パソコンの後部にある各種機器を接続するためのコネクタ(差込口)のことです。マザーボードに付いていて、I/O パネルといいます。
オンボード機能(CPU内蔵グラフィック機能)
オンボードとは、マザーボードに最初から備わっているグラフィックやサウンドの機能の事です。
